ドキドキ逆ﾊｰﾚﾑ?! ～その後の二人～

夕飯を食べて、
彗とあたしは部屋で二人、寄り添っていた。


何をするわけでもなく、ただ二人で寄り添うだけ。


だけど、この時間はあたしにとって特別だったんだ。



ﾁｬﾗﾘﾝ♪


急に鳴り出す着メロにあたしはﾋﾞｸｯと肩を震わす。


『星羅のぢゃね？』


「ごめんね；」


携帯に手を向け、一瞬怯む。




着信：笹崎奏斗




その文字にあたしは驚く。


なんで奏斗君から電話が？


彗を見ると、雑誌を読んでいて気づいていなかった。