紅芳記

悲しみに暮れたまま輿入れの前夜となってしまいました。

このような心持ちで、輿入れなんてとてもできません。

私は一体どうすれば…。

私は、おなみを想いながら、仏に手を合わせるしかありませんでした。




おなみ。

私の、ただ一人の、友………。


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