紅芳記

翌朝は、信幸さまと共に朝餉を頂くことができました。

夜を思い出し気恥ずかしいのですが、悟られないよう平静を装い淡々と、時に会話をしながら頂き、今までで1番おいしゅうございました。

さて、ひとつ気になることが。

それは、信幸さまのお毒味をする侍女。

近すぎではいたしますまいか。

侍女相手に嫉妬など我ながらはしたないとは思いますが気になって仕方がありません。


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