レジ打ち少女とサラリーマン
そして、業務終了。
ゆっくり着替える一人の先輩と、女子休憩室で着替えながらさっきの話をした。


「……あんた、それぐらいで笑われん」


呆れた様子の先輩、ごもっともです。はい。


「………クレーム出たらどうしよう」

はーっ、と深く溜息吐いた私。


「……そんなに、クレームつけそうな客やった?」




私は首を思いっきり横に振った。




いいお客さんでした、から。
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