アオイソラ ~2人の行方~
蒼の目が覚めたのは、
それから少し経った夕方だった。


「蒼??蒼??分かる??」


蒼のお母さんが必死に呼びかけた。


「ん…。かあ、さ、ん…。」

「大丈夫??蒼…。。」


お母さんは目が覚めたコトの安堵
からか、涙で崩れ落ちた。


「蒼!!」

あたしもいてもたってもいられなくて
蒼のもとへ行った。

まだ酸素マスクが取れてなくて喋っても
途切れ途切れだ。


「そ、ら…。」


いつもの優しい笑顔を見せてくれた。


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