Oh まい シスター

影踏み鬼

なんとか問題児トリオの輪の中に片足を突っ込む事に成功した俺は、晴れて学校中の人間の突き刺さるような視線の恰好の的となった。



なんかもう既に穴だらけで瓦解寸前の心境。


















考えてみればこれが正しい境遇だったのかもしれなかったが、何故か俺はあの三人とは違い一般の日常に滑り込み、ただあの三人が壊れていくのを眺めてきた。





「………」





「やぁジェイソン君」
「今日は21日の水曜日だぞ」






朝から胸やけしそうな程絶好調な饒舌につい脊髄反射の如く返事をしてしまった。


やばい、ペース配分考えていかないとこれは瞬く間に限界が来る!








「よもや君は一昨日正午から我らが安穏なる昼餉に同席する事となったようだがまさかうちの狛音が狙いとかそんなんじゃまさかあるわけないよねあったらそこで百年目」

















落ち着け。










「さてどうだろうなぁ…」


……おっと
ここは冗談かます程足場のあるシーンじゃなかった。

奴の骨張った指が突き刺さらんばかりに食い込んでる。




「まさかまさか。
んなわっきゃない」



俺が笑ってそういうと佐木原は始終変わらぬ無表情で手を緩めた。

掴まれていた部分がじんじんする。
流血してないだけましか。
< 42 / 46 >

この作品をシェア

pagetop