第3弾~幼馴染~【短】

なぜか今日は二人とも無言のままだ。


私が考え事をしてたせいかもしれない。


そう思ってリュウトを見ると目があった。


もう今しかない

そう思った。


「「あのさ・・・」」


けれど、リュウトと言葉がかぶってしまった。


「先いいよ」


ホントはもうさっさと言ってしまいたかったけど

リュウトがいつも以上に真剣な眼差しだったから

何を言うのか聞きたかった。


「俺、実は・・・・・・」

「うん」

「実は・・・お前の事が」

「うん」

「す、す、好きなんだ!」

「・・・・・・」

何を言われたのかすぐには理解できなくて

言葉が出てこなかった。


でも、少しすると理解できてきて、

「私も」

そう答えたんだ。





・・・fin.
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