指輪
「鈴木、マジで髪黒くしてくると思わなかった。」
「一瞬誰かわかんなかったもん。」
「はあ?楓も小宮も、昨日から黒くすんのしってただろ。」
「いや、でもな・・・・くくっ。」
「・・・おいっ。小宮お前人の顔みて堂々と笑ってんなよ。」
「くくっ・・・・笑って・・ない・・・くっ。」
「どーみても、笑ってるんですけど。」
小宮君、どーみても笑ってるって分かるよ。
「・・・まあまあ、舞花落ち着いて。でも、よく考えたら舞花の黒髪って初めて見るんだよね。最初っからオレンジだったし。なんか新鮮。」
