永遠の彼方に 《神に愛された少女》




(いきなり開けたら、不味いよね?)



コンコン!!



『入れ!!
美琴!?起きたのか!? どうした?』



『カイル、聞きたいことがあるの!? いい?』


カイルは頷いた


『おいで!?』


カイルが座るソファーの横をポンポンしてる。


(隣に座ってもいいってこと?)


美琴はカイルの隣に座った。


美琴の向かいのソファーには、イリュウが、カイルの向かい側にアランが座っている。




「お身体、辛くないですか?」


イリュウが立ち上がって、脈と熱を診て、自分が座るソファーに戻ると


「熱は先程より下がっています。脈も落ち着いているようです。」


イリュウの言葉に皆が安堵した。



『皆さん、ご心配お掛けして、すみませんでした。』



カイルとイリュウは嬉しそうに頷いた。




「早く治せよ。」


アランは、ぶっきらぼうに呟いた。



美琴は、アランの言葉が嬉しくて、笑顔になった。



《…//////…》



3人とも、顔を赤らめた。






『……聞きたいこととは、なんだ?』



カイルが、何でも聞けと言うので、遠慮せず話した。



『聞きたいことは、ここが、ヴァームラント国が、どんな国なのか?

それと、貴方達が、どんな人なのか…知りたいです。話して下さい。』












カイルは美琴に話始めた。
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