永遠の彼方に 《神に愛された少女》
ついた場所は、お決まりの体育館裏だった



『美琴、昨日相賀光輝に告られたんだってね!!』


………えっ!!



相賀光輝はイケメンで人気No.1で噂されるほどだった。


そんな彼が昨日告白してきたのだ…。


私は『ごめんなさい』と、断ったけど……なんで彼女達が知っているの!?



毎回こんなことで彼女達…イャ学校中の女子全員って言っていいほど睨まれてる。


どうやら私の容姿に関係があるらしい

(自分では気付いてない)


身長は165㎝


綺麗な顔だちだけどどっちかというと可愛いらしいといった感じ

肩まであるサラサラストレートヘア
生まれつきの藍色で男を惹きつけてしまう美しさ


瞳は吸い込まれそうな妖艶な藍色


男はその容姿に狂わされ


女はその容姿に嫉妬に狂う




『光輝は私の彼氏なのよ!!人の男にチョッカイ出して
ブスがいい気になってんじゃないよ!!』


ドスッ!!!!

「ウッ…!!」





イタタ…




南條裕子にオモイッキリお腹を蹴られた



『いろんな男に色目つかってマジ、ウザいのよ!!』



いろんな男?

色目ってなに?

私男なんてイラナイ



「私…南條さんの彼氏にちゃんと断ったから!!」



『マジ!ムカツク!!!』



『モテることをアピールしてるの?
光輝を振るなんて何様のつもり!?』



南條裕子…言ってることが訳わかんないよ





それから彼女達に、気がすむまで、ボコボコにされ

彼女達は教室に戻って行った。






イタタタタ!!!




「なんで私が殴られるのよ

もとの原因は相賀光輝だろ!!」


彼女達がいない所で喚いてもしょうがないけどムカつく!!



殴られたり、蹴られたりされたが

顔とか目立つ所は流石に避けたみたいだ



制服に付いた土をはたいて衣服を整える

『教室に置いてある鞄どうしよう
もう授業始まっているから、諦めるか!?…はぁ~!?』


私は教室には行かず
校門にむかって歩き出した。


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