勇気を振り絞って、門の中に入った。

教室のドアは暑く高い壁に思えた。

でも、将の手が叩いて割ってくれたように消えた。


将の手はスルッと離れて1人で行けと目で言っていた。

夏は大きくうなずいて教室に足を踏み入れた。

小さな小さな足を。
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