〜深愛〜届かぬ手紙〜
土曜日…




私はカスミと駅前で待ち合わせて、カフェでお茶をした…




『で、式はいつ頃なの』



『ぅん、一応…明日、
タケルと色々見てこようって言ってるんだけど…
秋頃には…って。』



私は顔から、
幸せな笑みが零れているのが自分でも分かった…





カスミは笑顔で返したが、ひとくちコーヒーを飲み
カップを置いた…







『…ね〜ぇ、リナ…』


『んっ』



『…リナ…、
本当に…偶然だと
思ってる…』



『…えっ、何が』




『……、
タケルとの、再会…』




『えっ
違うのぉ
だって、カスミ…、
あの時、アタシとタケルが知り合いだって知らなかったじゃん』







…カスミは
カップを見つめ笑った…



『…うん知らなかった…だから、アタシ…、
あの時リナにタケルを会わせたんだょ…』




私は意味が分からず、
カスミをただ…
見つめていた…
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