Secret Heart




『え?』




「先輩の前で泣いてええのは、彼女になれた時や。
それまでは、絶対泣くな。

泣きたくなったら、俺んトコ来たらええよ。」




そう言って無邪気に笑う瑛司。


こいつはまた、調子いいこと言うんだから…。




せっかくいいこと言ってるのに最後の一言で台無しだよ。




けど今回だけは瑛司に助けられたし、許してあげようかな。





『誰が行くもんか。
あたしには凜ちゃんがいるから大丈夫だもん。』



「なんやとー!
そんなこと言うんやったら、もう助けてやらん。」




そう言って瑛司が羽交い締めにしてくるもんだから堪らなくなって、鳩尾を肘で思いっきり突いてやった。





『男のくせに弱いね。』



なんて、見下しながらうずくまってる瑛司に言ってやった。





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