『契約彼女』
「察しが良くて助かるよ。

飲みの途中で悪いけど、

その袋の中身見てくれる?」


「嫌なプレゼント?」

笑いながら中身を取り出すが、

すぐにその表情が強張る。


「響子?」

「筆跡に見覚えあるの?」

「あぁ。」

そう言って鞄から封筒を取り出す。

筆跡は同じだった。

日付は先週の金曜日。


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