『契約彼女』
「先週の金曜日の夜、

マサシが会社の前で預かったらしい。」

「マサシって?」

「会社の営業課の人。」


まぁ、なんてタイミングかしら。

ということは、あたしと別れた後

会社に行ったってことよね?

それならあたしを呼び出さなくてよくない?


「本当だ、字が一緒だね。

響子ってこんな字してたんだ。」

トウヤが封筒の筆跡と見比べている。


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