完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~
店長さんが、テーブルを去って行ったすぐ、
「理子さん、」
テーブルを挟んで、向かいに座っていた安井さんが、
私のすぐ隣の席に移り、
俯いていた私を覗き込み、
「理子さん、俺の方見てくれる?」
安井さんの顔が近くにあるのに少し戸惑いながら、
俯いていた顔を上げた。
「今日は、俺に付きおうてくれて、ありがとう」
私に頭を下げた。
そして、
「君のお母さんの書展で、君に会うてから、
絶対にもう一度この子と会いたい、思うた。
君は、覚えてへんかもしれへんけど、
書展の最終日、
雨が降って、傘を持たずに来てしまって
濡れた俺のジャケットを
入り口で丁寧に拭いてくれた。
帰る時も、傘はいらない、と言った俺を、
すぐ側の地下鉄の入り口まで、傘を差してくれた。
正直、今まで付き合うてきたどの彼女の心遣いより、
君の心遣いが俺の胸を打った。
今日、君に会うことが出来て、ホンマに良かった。
理子さん・・・
俺と付き合うてくれへん?
いきなり、こんなん聞かされて驚くやろうけど、
少しずつ、俺を知ってくれればエエから・・・」
私の顔を、見つめ
真剣な眼差しで言った安井さん。
でも・・・・・