Dice
Age 16 : Vo.7 - カツジ -
昼になり、あずさと愛子がお昼を食べに屋上に誘ってきた。
「屋上今日もいい天気だから行こうよ!」
「わたしコンビニでおいしいチョコ買ったからあげるよ」
私は大好きなチョコよりもポケットにある携帯が気になっていた。
本を開いても、頭に入ってこず、同じページを穴が開きそうなほど見つめていた。
二人がお弁当を食べ終わり、チョコを開けておいしそうに食べ始めた。
二人の制服のリボンが揺れているのに目を奪われていた。
私の右太もも辺りに振動を感じた。
携帯だ。
私はポケットを慌てて弄る。
・・・・・・カツジだ。
私は親からの電話だと言い倉庫の裏に逃げるように隠れた。
「もしもし。」
「俺だけどわかる?カツジ」
「うん。」
変な緊張でまた心臓がうねる。
「君はいくつ?俺は16。」
「わ、私も。16。」
「ウソ!ホントニ?」
「う、うん。」
「高校1年だよね、俺も!」
声が突然明るくなったのを私は感じた。
「こんなこと聞くとさ変な人に思われるかもだけど、どこに住んでるの?」
彼が言った自分の高校の都道府県に私はびっくりした。
今私は同じ土地にいたのだ。
同じだと言えず、私は黙り込んだ。
「ご、ごめん。何か困らせたみたい」
「ううん。」
「携帯はどこの会社?」
私は素直にその会社名を言った。
「俺も一緒!だから暇ならこの番号にメールしてよ!」
完全に彼のペースに引き込まれた。
私は分かったと、じゃあねを早口で言うと
勢いで終話ボタンを押していた。
でもなぜかこの偶然を嬉しく感じていた。
携帯を握り締めて、力一杯背伸びをした。
「屋上今日もいい天気だから行こうよ!」
「わたしコンビニでおいしいチョコ買ったからあげるよ」
私は大好きなチョコよりもポケットにある携帯が気になっていた。
本を開いても、頭に入ってこず、同じページを穴が開きそうなほど見つめていた。
二人がお弁当を食べ終わり、チョコを開けておいしそうに食べ始めた。
二人の制服のリボンが揺れているのに目を奪われていた。
私の右太もも辺りに振動を感じた。
携帯だ。
私はポケットを慌てて弄る。
・・・・・・カツジだ。
私は親からの電話だと言い倉庫の裏に逃げるように隠れた。
「もしもし。」
「俺だけどわかる?カツジ」
「うん。」
変な緊張でまた心臓がうねる。
「君はいくつ?俺は16。」
「わ、私も。16。」
「ウソ!ホントニ?」
「う、うん。」
「高校1年だよね、俺も!」
声が突然明るくなったのを私は感じた。
「こんなこと聞くとさ変な人に思われるかもだけど、どこに住んでるの?」
彼が言った自分の高校の都道府県に私はびっくりした。
今私は同じ土地にいたのだ。
同じだと言えず、私は黙り込んだ。
「ご、ごめん。何か困らせたみたい」
「ううん。」
「携帯はどこの会社?」
私は素直にその会社名を言った。
「俺も一緒!だから暇ならこの番号にメールしてよ!」
完全に彼のペースに引き込まれた。
私は分かったと、じゃあねを早口で言うと
勢いで終話ボタンを押していた。
でもなぜかこの偶然を嬉しく感じていた。
携帯を握り締めて、力一杯背伸びをした。