Dice
Age 16 : Vo.12 - 空 -
会いたいと、カツジにメールをしてから私は携帯の電源を落とした。
返事を見ることが恐かったのだ。
その夜、私は寝れずに本を一晩中読んだ。
次の日、学校に行くも授業に出るのがうざくなり、携帯と本を持ち屋上の死角に逃げ込んだ。
あずさ達には気分が悪いから保健室に行く言った。先生が調べれば私がさぼったことがばれるとは分かっていたが。
屋上で寝転がり携帯の電源を入れた。
メールが3件。
2件はカツジ。あと1件は愛子からのメールだった。
「会いたい。会ってくれませんか?」1件目。
「ダメかな?」2件目。
愛子からは宿題の質問だった。
私は空を見上げて、深呼吸した。
そして携帯を持ち上げメールを打った。
「うん。いいよ。いつ会う?」
送信に躊躇う気持ちなど、なかった。
返事を見ることが恐かったのだ。
その夜、私は寝れずに本を一晩中読んだ。
次の日、学校に行くも授業に出るのがうざくなり、携帯と本を持ち屋上の死角に逃げ込んだ。
あずさ達には気分が悪いから保健室に行く言った。先生が調べれば私がさぼったことがばれるとは分かっていたが。
屋上で寝転がり携帯の電源を入れた。
メールが3件。
2件はカツジ。あと1件は愛子からのメールだった。
「会いたい。会ってくれませんか?」1件目。
「ダメかな?」2件目。
愛子からは宿題の質問だった。
私は空を見上げて、深呼吸した。
そして携帯を持ち上げメールを打った。
「うん。いいよ。いつ会う?」
送信に躊躇う気持ちなど、なかった。