Dice
私たちは、その次の日もまた、その次の日も


ベッドにいた。


慣れない間は痛みがあったが、何度も身体を合わせている内に痛みよりも気持ちよさが強くなった。


身体中、キスマークだらけで、毎日それを学校で隠しながらいつも通りの真面目な生徒、地味な女の子でいた。


我慢ができず、塾帰りに公園の草むらに隠れてSEXをした。


下着を横にずらし、彼の指が入ってきた時に私は初めて絶頂に達した。


彼の手が私の液で濡れていた。


彼は私を木に手をつくように言い、コンドームを手早く着け挿入ってきた。


外だということを忘れ、私は声を出し喘いだ。




そうしたある日、私たちは想定外に見舞われる。


私は知り合いの塾講師に指導をさせてほしいと言われ、塾を変わることになった。


SEXばかりしていても成績は二人とも優秀でいることを保った。


講師は私の志望した高校の受験を知り尽くしていた。


私は、中学生。受験生。恋愛より、勉強が仕事だった。


彼は私を止めなかった。



しかし、彼は私を強く抱きしめこう言った。



「もう俺らには時間がない。本気で勉強をしないと。今俺たちには恋愛より勉強が必要なんだよ。状況がそれを教えてる。俺も集中する。だから頑張って合格しよう。」



私たちは受験を優先し、別れを選んだ。


時々会っても、手を繋ぎキスだけでいた。





そして私は受験に合格した。


彼は第1志望校を落ちた。





私と彼はそれから気持ちの行き違いを生じ、本当に別れることになった。


最後に彼は私をSEX中、突きながら小声で「ちくしょう。」とつぶやいた。


私は何も言えず、ただ泣くだけだった。


私の初恋は終わった。


私は彼が好きだと言った眼鏡を止めた。


髪を縛るのもやめた。
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