リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『イジワル』・1
お昼休みは何故か、コイツと2人で食べている。

それも…やめた方が良いのかもしれない。

「ねっねぇ」

「何?」

「そろそろ…あたしをいじるの、やめてくれない?」

「どーして?」

真顔で聞き返しやがった!

「…あたし、そろそろ彼氏欲しいのよ。アンタがいつまでもあたしをかまってちゃ、出来ないでしょ?」

キッパリ言うと、キョトンとした。

「彼氏って…ボクのことでしょ?」

「はあ!? 何でよ!」

強気で聞き返すと、いきなり…キスされた。

教室内で、悲鳴や嬌声が飛び交う。

「…これでキミはボクのモノだって、みんな分かったから。誰にも渡さないよ」

唇に息を吹きかけながら、間近であたしを睨みつけるアイツに、思わず目がくらんだ。

「一生放さないよ? キミはボクのモノなんだから」
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