悲恋~歌姫HARUHI~
それからしばらく事務所に
泊りこんだ。



「春妃、三田さんから
空いた時間でいいから話があるって
夕方、ここに行って。」


メモを渡された。



とうとうヒロに会う


私はさすがに緊張した。


ヒロの前だけは仮面をとりたくない


鏡の前で私は自分を見つめた。
きっとヒロは

理輝の父親として
親友の娘に・・・・・


この世界の先輩として
きっと
厳しく叱られるだろう・・・・




きっと呆れている



嫌われたくない・・・・
そう思いながら
口紅をひいた。
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