悲恋~歌姫HARUHI~
「春妃、今夜ヒロが遊びに来るって。」
母がキッチンで忙しそうにしてた。


「おじさまが?」


「なんか久々に俺と飲みたいんだって。」


父がワイングラスを
磨いていた。



「あなたも着替えて
ごあいさつしてね。」



「はい。」




お風呂につかりながら
鏡にうつる自分を見た。


とてもヒロに会わす顔してないわ


悲しくて情けなくて
涙が出てきた。


好きな人に会えるのに・・・・
どうしてこんなに辛いのだろう



「もう消えてしまいたい・・・・」


顔を覆って泣いた。
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