黒猫眠り姫〔上〕[完]

Long Time


今日は何だか目覚めよく起きた。

でも、隣にはもう湊の姿はなかった。

その時、ガチャっとドアが開く。

「あっ、鈴起きたんだね。」

「うん。」

「おはよう。とりあいず、ご飯作ったから

食べよう?」

「うん。先に顔洗ってくる。」

「わかった。じゃ、キッチンで待ってるね。」

「うん。」

リビングに行くとソファーに一人横たわっていた。

「あれ、満。」

「ねみー。」

「朝は低血圧なんだっけ?」

「何のんきに言ってくれてるんだよ。」

「まぁ、そんな怒らなくても。

ご飯抜きになるよ。」

「わりー。」

「わかってくれればいいんだよ。」

朝から湊と満が話してる。

「あ。おはよう。」

「おはよう。」

満におはようと短く会話を終わらすと、

洗面所に向かって、顔を洗う。

程よくして、顔を洗った後に、

すぐリビングに行くとみんな揃っていた。

「「鈴おはよう。」」

「桐、尚おはよう。」

「ご飯食べよう。」

「うん。食べる。」

「「「「「いただきます」」」」」

その声がすごく響いて心に残った。



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