さぐり合い
数駅過ぎ、私は顔を上げ、真正面の男をちらっと見た。

『まだ見てる。明らかに私の方だ。なぜだ?』
『うらまれる事したか?』

私は、数日間の出来事を振り替えった。

そういえば、犬の散歩で、家の前にフンを放置してしまった事があった。
『その家の主人か?』

< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop