ひなたぼっこ~先生の、隣~
「先生!何、難しい顔してんの?」
麻生が腕に抱き着いて来た。
「…なんでもないよ」
小さな溜息をつくと、パシッと頭を叩く。
「いた…」
「離れろよ」
腕を振り払おうとするが、なかなか離れる気配がない。
「先生の私服姿、カッコイイね」
「ありがとう…離れろよ」
今度こそ、腕から引き離した。
「何よー」
「暑いんだよ!」
「アハハ。麻生、高橋狙ってるのバレバレ」
「モテるじゃん!高橋」
「「アハハ」」
噂で盛り上がってる。
…こういう生徒ばかりだと、思っていたんだよな。
てか、高校生ってこんなもんだろ?
馬鹿やって、皆で笑い合って…
自分がそうだったから、勝手に決め付けてたのかもしれないけどー…
妹尾はー…
いつも輪に入らず、遠くから見ている生徒なんだ。
ん…?
あいつはー…