ひなたぼっこ~先生の、隣~
「顔、真っ赤!…もしかして…」
泰葉の手を握り、満面の笑顔で見つめる。
「ヤッたの!?」
「ヤッた…」
「だから、えっち」
「えっ…!?」
おもいっきり首を横に振る。
「なぁんだ…」
つまらない…という顔をし、握っていた手を離す。
「せっかく人が後押してあげたのにさ」
「後押しって…」
「ほら!席着けー!HR始めるぞ」
そんなことを話していると、担任が大声を出しながら教室に入ってきた。
慌てて、立っていた生徒は席に着く。