ひなたぼっこ~先生の、隣~
「あー!やっと、帰れる」
「お疲れ」
「ファミレスで飯食ってこうぜ」
6時を廻ったところで、実行委員会は終わった。
今日が最終打ち合わせということで、実行委員会は修学旅行までない。
泰葉は静かに立ち上がり、自分の鞄を取りに行く。
「はい」
泰葉が鞄に手をかける前に、立川が泰葉の鞄を持ち手渡した。
「…ありがとう」
「どういたしまして。それより、体調は大丈夫?」
「あ…うん。大丈夫…」
「本当?…大丈夫そうには見えないけど」
ドキン
立川が泰葉の目線まで、屈む。
「送ってくよ。心配だしね」
微笑みながら言うと、泰葉の手から鞄を奪い歩き出す。
「え…立川くん!」
その後ろ姿を、泰葉が小走りで追い掛ける。