ひなたぼっこ~先生の、隣~






「あ…」




立川が振り返った。





「高橋に言っといて。今度同じようなことがあったら、本気で奪うからって」





「!」







ふっと笑顔を見せると、再び立川は歩き出した。







その後ろ姿が見えなくなるまで、泰葉は見ていた。








「…よし」








小さく気合いを入れると、泰葉も歩き出す。









向かう先はー…














数学準備室。









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