ひなたぼっこ~先生の、隣~



「じゃあな。何かあったら、いつでもメールか電話していいから」

「はい……ありがとうございました」


そうお礼を言い車から降りた。

私が玄関の扉を開けるのと同時に、先生の車も発進した。


「……どうしよう」


ゆっくりと玄関を閉め、握っていた携帯画面を見つめる。

画面には、先生のメアドと携帯番号が表示されている。


「嬉しすぎる……」

ぎゅっと携帯を握りしめ、胸にあてた。


他の生徒たちも知ってる先生の携帯番号で、私がそれを知るのは遅かったかもしれない。
けど、なんか特別な気分ー……


先生と学校以外で連絡をとれる手段ができたことが、すごく嬉しい。











< 42 / 421 >

この作品をシェア

pagetop