あの日の願い
恐る恐る近づくと、近くに落ちていた丁度いい長さの枝でつついてみる。
「あの~?こんなところで寝てると危ないですよ~?」
「うっ、…ょ」
よく見ると、この人傷だらけなんですけど!
やばくない?!既に事故った後とか?ひき逃げ?
こういう時は、110番だっけ?あれ、でも救急車は119番?
「ち、ちょっと大丈夫?!しっかりして!」
必死で呼びかけてみるけど、呻き声が聞こえるだけで一向に起きる気配がない。
「に、兄ちゃん!大至急車!」
切羽詰まった私が電話をしたのは、警察でも消防でもなく、何故か近くに住む兄だった。
「あの~?こんなところで寝てると危ないですよ~?」
「うっ、…ょ」
よく見ると、この人傷だらけなんですけど!
やばくない?!既に事故った後とか?ひき逃げ?
こういう時は、110番だっけ?あれ、でも救急車は119番?
「ち、ちょっと大丈夫?!しっかりして!」
必死で呼びかけてみるけど、呻き声が聞こえるだけで一向に起きる気配がない。
「に、兄ちゃん!大至急車!」
切羽詰まった私が電話をしたのは、警察でも消防でもなく、何故か近くに住む兄だった。