あの日の願い
「と、とにかく!一緒に入るのは無理です!なんと言われようと絶対に無理ですから!」



バスタブにたまったお湯を変態に思いっきりぶっかけ、ヤツが怯んだすきに私は逃げ出した。



もうやだ。



本当に最悪。



会ったばっかりの変態とお風呂に入るのにも、



変態の裸にも、



興味なんてありませんから!!



風呂場から私を呼ぶ声がするけど、気にしない。



私は風呂場の扉の前に実家から送られてきた夏みかんの詰まった段ボール箱でバリケードを作り、買い物に出掛けた。
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