天使のような悪魔な?!恋人
「ぁのね、雨沢君。
ホントに困るの。
ァタシ年下に興味もないし
付き合いたいとも思わない。
あんなことされても
迷惑なだけ。
君をスキになることは
絶対にない。」


これだけはっきり
言えば彼もわかってくれるよね。


しばらく沈黙が続き
教室に戻ろうと
雨沢君に声をかけようと
したら、


「碧は俺に惚れるよ。
それは変わらない事実だ。」

そう言ってニコッと笑った。


「もぅ勝手にして。」


これ以上言っても
彼には理解できないんだと
諦めることにした。

ァタシが彼のことスキにならなければ
そのうち諦めてくれるよね。


ァタシの思いとは別に
彼は満面の笑みで
「覚悟しろよ」
とだけ言い残して
保健室から出て行った。


なんか疲れた。


明日からの生活が
雨沢 彩雅によって
変わっていくことなんて
このときのァタシゎ
考えたくもなかった。
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