天使のような悪魔な?!恋人
しばらく沈黙が続いた。


このままではいけないと
思って何か話そうと思ったら、


「彩雅ぁ??なにしてるのぉ~。
早くこっち戻ってきてよ。」


女の人の声…??

「あっち行けよ。
いま電話してんのが見えねぇの??」

冷たい雨沢君の声にビックリしたけど
女の人は「もぉ、早くね」と
悪びれることもなくどこかに
行ったようだった。


「蒼??誤解するなよ??
さっきのは関係ないから。」


誤解??関係ない??
なにそれ??

関係ないならどうして
説明してくれないの??


「うん。大丈夫だよ。
じゃぁ、もう切るね。」

「ちょ、蒼…」

ピッ。

雨沢君が何か言いかけていたど
なにも聞きたくなかった。

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