天使のような悪魔な?!恋人
「怒ってるようにみえるか?」

尋ねてみると蒼はコクンと頷いた。

「ゴメン。俺、蒼が他の男と話してるのみて嫉妬した。」


目を丸くして俺を見つめる蒼。


いままでこんな感情湧くことすらなかったのに、まさか自分が嫉妬する日がくるなんてな。


「だっせぇ。」


ボソり呟いたとたん、視界が暗くなった。


すぐに蒼が抱きしめているんだということに気付いた。

「ダサくなんかなぃ。ァタシ嬉しいよ??彩雅が嫉妬してくれるなんて思わなかったから。」


そう言って更に強く抱き締めてくれた。

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