天使のような悪魔な?!恋人
-土曜日-


「晴れてよかったね♪映画の後、買い物でもしようよ。」


「いいわよ。付き合ってくれるお礼もしてあげるわ。」


駅で待ち合わせしたァタシたちは、映画館まで何気ない会話をしながら歩いていた。


すると、急に美月ちゃんの足が止まってどうしたのか気になって声をかけたけど、美月ちゃんの表情は固まったままだった。


「美月ちゃん??」


「碧…こっちの道から行こう。」


あきらかに様子がおかしかったから、ァタシは美月ちゃんが見ていたほうに視線を移した。


すると、信じたくない光景が目の中に入ってきた。

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