ノラネーコだんしゃく
だんしゃくはふかふかのソファに寝そべっていて、入ってきたおエライさんとその奥様をチラリと見た。特におどろきもしなかった。

一説では、だんしゃくは足を組んで、バスローブを着て、片手でブランデーグラスを揺らしてたって話だけど、さすがのだんしゃくでも、そこまではできなかったんじゃないかと思う。でも、そう言いたくなるのは分かるんだ、だんしゃくにはそういう風格というものがあるからね。

とにかく、だんしゃくは、自分の家にいるようにそこでくつろいでいて、おエライさんが来ても全く動じなかったっていうのは本当だと思う。

で、だんしゃくはニヤリと笑みを浮かべて言ったのさ―

「ニャフフフーン」

ま、ここまでは君も想像がついたろう?だけど、面白いのはここからなのさ。


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