誰よりキミが…
「まーりかっ♪帰ろっ」


「うん!!ちょっと待って、」



「あ、そーだ!!今日さ、本屋よっていい?」

「あー良いよ!私も行く」


そうして私たちは歩く。


変わらない日常。


いつもの友達。



それが



変わるなんて……





「あー!!漫画の新刊出てる!」

「本当ー!!私もこれ好きー」

「ねー!あ…私コレ買うから麻里花にも貸してあげるよ」

「いいのー?ありがと!!」



~しばらくして…(まだ本屋)~


「ねえ…ハル、」



   ……


うわっっ無視っ



てか



聞こえてないみたい…。



隣で立ち読みに夢中なハル…



私どーしよっかなー。


帰る??


いやいや!!!


ハルをほっといてはいけない。



うーん、


どうしよ…




そう思ったそのとき。




「立石……」



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