大好きなキミへ
キーンコーン・・・・
いつものように、今日が終わり、俺は玄関で靴を履き替えた。
「あ、上山―ッ」
バタバタと走ってきたのは、宮本。
「何?」
「今日さ、委員会の仕事あるんだけど?」
「・・・・あ、忘れてた」
「はぁー!?もぉ、早く行くよっ!!」
宮本は、俺の腕を掴んだかと思うと、そのまま走り出した。
職員室に着くと、やっと手を離した。
「そんなに急ぐほどなのかよ??」
「先生が呼んでるの!」