大好きなキミへ

キーンコーン・・・・




いつものように、今日が終わり、俺は玄関で靴を履き替えた。






「あ、上山―ッ」




バタバタと走ってきたのは、宮本。





「何?」




「今日さ、委員会の仕事あるんだけど?」





「・・・・あ、忘れてた」






「はぁー!?もぉ、早く行くよっ!!」





宮本は、俺の腕を掴んだかと思うと、そのまま走り出した。





職員室に着くと、やっと手を離した。





「そんなに急ぐほどなのかよ??」





「先生が呼んでるの!」
< 95 / 338 >

この作品をシェア

pagetop