昼間の月は淡くて白い 第二巻

*『クラウン-幻想奇想曲-』

闇の中で動く歯車

どうして舞台は壊れて行くのか

僕らの上で踊り回る彼らはあまりにも無知であり無恥

足元の繊細な仕組みを知らず

天井の精巧な仕組みを知らず

足つく舞台はただ踏み締めるものだと

仰ぎ見る照明は自分達を照らすものだと

滑稽な程に愚かな謳を謡う

歯車は重ね重なり

幾重にもかみ合い

各人の預かり知らぬ所で舞台を動かす



歯車の組みを正すが先か

愚かな舞台が崩れる果てるのが先か



どちらが道化となるのか

それはピエロさえ知らない






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