【短編】セブンスター
ドアの向こうで、ドタドタと足音が遠ざかって
すぐにまた近付いた。
ドンッ!!
何かを投げたのか…
ドアを蹴ったのか…
経験上、
おそらく、後者だとは思うのだが。
「助走までつけるか?普通…」
『うるさい!!』
「とりあえず、開けてよ、レミ。」
『呼び捨てにしないでよ!!』
今更だな、と
つい笑ってしまった後に
あ…やばい…
そう思った。
怒っている時のレミは、俺が笑うと
いつも更に怒るのだ。
だって、バカな俺は
可愛い
なんて思ってしまうのだから
救いようがない。