【短編】セブンスター
『アタシばっかり…』
急にレミの声のトーンが下がる。
「え?」
『アタシばっかり好きなの!!マモルはアタシのこと好きじゃないのっ?』
またトーンの上がったレミの声が震えているから
泣いているんだと、俺はやっと気付いた。
…あーやばい。
可愛い。
それでも、声を殺して笑ってしまう俺は
やっぱり救いようがない。
「開けてよ。」
『やだ。』
「一生、ドア越しに話すの?」
『うん。』
「とりあえず、開けようか。」
『なんで?』
俺は、煙草に火を点ける。
「目を見なきゃ、大事な話しはできないよ。」