Touch Me <不定期更新>

君の位置






たとえ世界が滅んでも

僕は君がそこに居れば

それだけでいい



たとえば

世界中が泣いていたとしても


君が笑っていれば

それでいい




だけどね


もしも

本当にそうなってしまった時



僕は世界を

選んでしまうんだろう



いろんなものを

呵責の天秤にかけて


僕はきっと

君を選べない



選ぶことはできない




僕は決して

偽善者なんかじゃないけれど


やっぱり

そうすることしか

できないと思うんだ




それでもね


こんな弱虫な僕でも


これだけは

君に伝えられるよ



真っ直ぐに




――君が笑ってくれるなら

僕は笑えなくてもいい――




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