【完】冷徹仮面王子と姫。
 ……好き。


 氷室君のことが、好き。大好きだ。



 付き合っていても。両想いだと、思っても。


 自分の思いで苦しくなることがあるのだと、知った。



 好きになりすぎたのかもしれない。



 離れる瞬間が、涙が出そうなほど淋しかった。



 そんな中で、一つ。知らず知らずのうちにあたしに纏わりついていた質問があったんだ。



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