ー LOTUS ーⅠ

「何をしに来たんですか?
 俺も忙しいんだけど?」


そう言って不機嫌な顔をする。

「嫌なぁ、ちょっと
 煮詰まっちゃってよ?」

「今度は何ですか?俺には
 関係ないでしょう。一々
 巻き込まないで欲しいな、
 迷惑なんで。」

「あのなぁ。
 黙って聞いてりゃ、
 好き放題言いやがって。」


つい声を荒げると、
横にいた明智が・・


「ダメですよっ。」


っと、小声で耳打ちしてきた。
そうだった、こいつの機嫌をそこねたら意味がない。

確かに俺達警察が一般人に、事件の手助けを頼みに来る事なんて、まずないだろう。しかし、こいつは特例と言うやつだ。

勿論知っているのは、俺と相方の明智くらいだ。
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