続†素顔の先輩と甘い休息

「“放課後、翠央に触れたい…”ってさ!俺、授業が終わったら直ぐに迎えに来るから、待っててね!」


伝言を言い終えると、留羽先輩は自分の教室へと帰って行った。


ちょっ…ちょっと留羽先輩…!


そんなに大きな声で…内容を話したりしたら……



『キャーッ!!』


直後、女の子たちの悲鳴だか歓声だか、分からない声が教室に轟く。


ものすごい声量…!
私は慌てて耳を塞いだ。



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