続†素顔の先輩と甘い休息

それもそっか…。
私は席に座ってるし、周りには大勢の女の子たちが取り囲んでいる。


分かったら逆に凄いよね…。


「る…留羽先輩!こ…ここにいます…。」


私は立ち上がると、とりあえずピョンッとジャンプして居場所を伝えた。


「あ〜!翠央ちゃん、見つけたっ!匠からの伝言があるんだけどさぁ…」


“匠”


その名前を聞いただけで、女の子たちの視線が一気に教室の入り口にいる、留羽先輩に注がれる。



その女の子たちの素早い行動に、瞬きすることすら忘れてしまう私…。



< 9 / 501 >

この作品をシェア

pagetop