続†素顔の先輩と甘い休息
それもそっか…。
私は席に座ってるし、周りには大勢の女の子たちが取り囲んでいる。
分かったら逆に凄いよね…。
「る…留羽先輩!こ…ここにいます…。」
私は立ち上がると、とりあえずピョンッとジャンプして居場所を伝えた。
「あ〜!翠央ちゃん、見つけたっ!匠からの伝言があるんだけどさぁ…」
“匠”
その名前を聞いただけで、女の子たちの視線が一気に教室の入り口にいる、留羽先輩に注がれる。
その女の子たちの素早い行動に、瞬きすることすら忘れてしまう私…。