続†素顔の先輩と甘い休息
「えっ……?」
それって…あまりにも変な表情だから内密にしておきたいってことかなぁ…?
「好きな女の表情や仕草って……、自分だけのものにしたくなるんだよな…。本当は、他の誰にも見せたくねぇ…。」
窓際の空いている席まで来ると、足を止めた匠先輩が、私の耳元へと顔を近付けた。
「俺にとって、そう思える存在が翠央…、お前なんだ…。」
ドキン……
今の心臓の跳ね上がり方…尋常じゃなかった…。
匠先輩の声…、私にしか聞こえないくらい小さかったのに、とても大人っぽくて甘くて……
透明な声だった…。