続†素顔の先輩と甘い休息
『翠央ちゃん!相沢先輩のこと、聞かせてっ!』
声が弾んでるよぉ……。
女の子たちのパワーに圧倒されちゃう。
しかも、先輩のことなら昨日も同じこと頼まれて、少し話をしたのに……。
まさか今日もリピートしろってことなのかなぁ…?
「しょうがないよ、翠央。昨日と同じ女の子たちばかりじゃないし…。それに昨日聞いた私だって、もう一度聞きたいもんっ!!」
興奮気味に頬を赤らめながら、何故か私の隣の席に座っている智依にさえ、私は戸惑いを感じてしまう。
そんなに匠先輩のことって、みんな気になることなんだ…。