続†素顔の先輩と甘い休息

「あの……私……」


「ん?」


匠先輩は顔を、また少し近付けてくる。


それじゃあ、喋れなくなっちゃうよぉ〜!


私は反射的に顔を俯ける。

「翠央、顔上げてみ?」


こ…この状況で顔上げるのは、無理なのに…!


ためらう私の顎に匠先輩の手が触れる。


次の瞬間、私は匠先輩の方に向かされていた。



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