Honey Body!
「そういえば昨日、なんであんなところにいたの?」
「あぁ…あれは」
2本目のタバコに、カチッとライターで火をつける。
「お前探しに行ったんだよ」
「…は?」
「俺がいなかったら、お前あのままホテル連れ込まれてたんだぞ?」
「まあ、確かに…」
「ほら、もうすぐ授業終わるから行けよ」
「ちょっ…龍斗は?」
「俺はまだいるわ」
「…早く授業行きなね?」
「あぁ」
あと5分…。
ゆっくり歩いていけばいいか!
あたしは錆びた屋上のドアを開け、歩き出した。
――――…
で、今に至るわけです。